最近ではおしゃれに敏感な小学生や中学生が休日や夏休みを利用してマニキュアやネイルシールを楽しんでいることも珍しくありませんが、祖父母や親戚の葬儀に参列することになった場合、子どものネイルはどうすべきかという疑問を持つ親御さんもいます。結論から言えば、子どもであっても葬儀の場ではネイルはオフさせるのが基本であり、それが教育の一環としても重要です。子どもだから許されるだろうという考え方もありますが、葬儀は遊びの場ではなく厳粛な儀式の場であることを教える良い機会でもあります。除光液で簡単に落とせるマニキュアであれば、家を出る前に必ず落とさせ、清潔な手で参列させるようにしましょう。もしジェルネイルのような落ちにくいものをしている場合や、爪に直接貼るタイプのシールが剥がれない場合は、大人と同様に上からベージュのマニキュアを塗って隠すか、絆創膏を貼って対応します。ただし、子どもがまだ幼く、どうしてもネイルを落とすのを嫌がって泣き叫ぶような状況であれば、無理強いして葬儀の雰囲気を壊すよりも、そのまま参列させて親が周囲に「申し訳ありません」と一言断りを入れる方が波風が立たない場合もあります。しかし中高生になり制服を着て参列する年齢になれば、校則と同様に葬儀のマナーも厳守すべきであり、派手なネイルは学生らしさを損なうとして大人以上に厳しい目で見られることがあります。親として、時と場所に応じた身だしなみ(TPO)を教えることは重要な責務であり、悲しみの場にふさわしい装いとは何かを親子で話し合い、納得させた上でネイルを落とさせるプロセスを経ることが、子どもの社会性を育むことにもつながるのです。