2026年3月
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葬儀における手袋着用の正しいルール
ネイルを隠すための便利なアイテムとして黒い手袋が注目されていますが、葬儀での手袋着用には独特のルールとマナーが存在するため単に手袋をしていれば良いというわけではありません。まず手袋の素材選びですが、革やファー素材のものは殺生を連想させるためNGであり、光沢のあるサテン生地も華美な印象を与えるため避けるべきで、基本的には光沢のない黒の布製またはナイロン製のものを選びます。洋装の喪服に合わせて着用するのが一般的であり、ネイルを隠す目的であればレース素材の透けるタイプではなく不透明なスムース素材のものを選ぶ必要があります。最も重要なのは手袋を着脱するタイミングであり、ご焼香をする際や食事をする際は必ず手袋を外すのが正式なマナーとされています。これは仏様や故人に対して素手で向き合うことが礼儀であるという考え方に基づいているため、いくらネイルを隠したいからといって焼香の時まで手袋をしたままでいるとかえってマナー違反と見なされる可能性があります。ただし、どうしてもネイルが派手すぎて素手を見せられない場合や手に傷がある場合などは、焼香の直前まで着用し焼香が終わったら速やかに着用するといった配慮をすることで許容されることもあります。また和装の喪服の場合には手袋は着用しないのが基本ですので、着物を着る予定がある人は手袋以外の方法でネイルに対処しなければなりません。手袋はあくまで一時的な目隠しであり根本的な解決策ではないことを理解しつつ、焼香の際の一瞬だけはどうしても指先が見えてしまうことを覚悟して、可能な限りマニキュアでカバーするなどの二重の対策を講じておくことが安心につながります。